第43期名人戦挑戦手合-第三局、張栩挑戦者の4目半勝ち

第43期名人戦挑戦手合七番勝負の
第三局が行われました。
前日多忙で棋譜のみのアップでしたが
今日は帰宅してから一応総譜をみれたので感想を述べます。

棋譜動画

最序盤のいろいろ

たった6手ですが、あまり見たことない感じになってますね。
黒3のカカリは左上が白なので棋理上よくないといわれます。

黒3がAならよくある碁。
最近では中央をにらんでのBやCと高くカカル碁もよく見ます。
あとはAIの流行手でDやEなども多いですね。

第一ラウンド開始

右上を簡易に処理してから、黒の両ガカリから
白の上ツケから早速複雑な競り合いが始まりました。

白はAのキリを狙って頑張って白△とつけたので
黒も気合でハネたようです。

白優勢に

左下から中央左辺りまで拡大した競り合いが
黒が天元横をポン抜き、白が黒6子を取りこむ形で一段落しました。

そして白が右下にカカった局面ですが、要石の6子を白が先手で取り
カカリに回ってははっきり白が優勢となったきがします。

いっつもコウ(笑)

局面進んで、黒が右上にかなりの地を確保しないと、
厳しい情勢になっていました。
白としては、右辺から上辺にかけて、ある程度以上削りたいところです。

右辺のしかけから隅も絡めて白が△とハネてコウになりました。
井山さんと張栩さんの碁はいつも大きなコウが必ず発生しますね(笑

白は、左辺の黒に対してのコウ材があるので、
イケると踏んで仕掛けています。

コウの解消、白勝勢に

数回、コウが争われましたが、白がコウを解消して
右上の右辺のフリカワリで決着。
コウを解消してはっきりと白が勝勢になりました。

ヨセ勝負で、白の勝ちが確定

その後、黒の井山名人も粘り一時は、形勢不明の
ヨセ勝負にまで紛れかけましたが
白が△と隅を抑えたことで勝ちが確定しました。

結果は白番、張栩挑戦者の4目半勝ちとなりました。

遂に、張栩挑戦者が一勝をあげて、井山名人の連勝の流れをストップさせました。
七番勝負はまだこれからですね。

ここから張栩挑戦者が粘って五分に持ち込むのが、
井山名人がもう1勝をあげて防衛にリーチをかけるのでしょうか?

勝負所の第四局は2週間後の10月10日(水)11日(木)にかけて行われます。

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