第43期名人戦挑戦手合-第七局、一日目の観戦感想

第43期の名人戦挑戦手合の第七局がついに始まりました。
本局は11月1日(木)と11月2日(金)の二日間にかけて行われます。
3-3のタイで向かえた第七局目、果たして勝つのは井山名人か、張栩挑戦者かどちらになるのでしょう。

対局棋譜動画

張栩スペシャル


黒1・3の小目2発は、昔張栩挑戦者が好んで打っていた手で、
俗に張栩スペシャルとか呼ばれていた布石です。
ただし、今回それをやった黒番は、井山名人です。
何かの作戦なのか、挑戦者に揺さぶりをかけていたりとかでもするのでしょうか?

最早常識?即三々


左下隅、ハサミに手を抜いて、左上隅即三々。
AI風味ですが、ここ1・2年で大流行。
ネット碁などでは普通に見る手になりましたね。

白8までで一段落。後にシチョウよしが条件ですが、
黒からハネ出しが狙いに残りますね。

布石おわり


黒が△とツイだ局面です。
黒がほぼ四隅と、二辺まで地を取って実利先行作戦。

一方白は、上辺から左辺にかけて大きな厚み。
確定地としては下辺にそこそこありますね。

次の白の一手は着点が非常に難しそうです。

耳赤の一手?難解な碁が始まる


で、白が打った次の手が白1。
上辺から左辺にかけての厚みの模様化への杭打ちとも言えますし、
右辺に打ち込む手の前準備にも見えます。
あるいは下辺に黒3子遠く狙っているのかもしれません。

なお、耳赤と評したのは解説の下島八段です。

対して黒の応手は2のノビ。
白1も黒2もある意味では、相手に手を渡して様子見している
高級戦術みたいなものかもしれませんね。

一日目総譜


少し進んで、黒が△とノビたところで、
白の張栩挑戦者が次の手を封じました。

封じ手、どこなんでしょうねぇ・・・
テキトーで、2-二の飛び込みとか予想してみます。

おまけ。

なお、本日の幽玄での解説は下島陽平八段でした。
2月に行われた徳川囲碁まつりでお会いして、
少しだけお話させてもらいましたが、とても気さくな兄ちゃんと行った印象でしたが、
今日の解説でも非常にフランクにいろいろ解説されていました。

解説+いろいろ話が脱線してたりしてて、見てて爆笑してました。

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