第43期名人戦挑戦手合-第七局の勝負の行方は?

第43期名人挑戦手合第七局の二日目の観戦感想です。
黒が井山名人、白が張栩挑戦者です。
井山名人の防衛がなったのか、張栩挑戦者の復位がなったのかどちらでしょうか?

対局棋譜動画

白の封じ手

白の封じ手は△のツケでした。
私の予想は白Aの飛び込みでした。
中央の黒2子を楽にはさせないという手ですね。

中央の黒に迫る白


白が△と厳しくノビた局面。
狙いは変わらず中央の黒を突っついていますね。

早くもヨセ勝負に?


中央は黒が中央の黒2子を取り込み、白は下辺の実利を稼ぐ分かれに。
右辺の石も双方が強化されて、早くもヨセ勝負の気配ですね。

盤面確定地は現時点でははっきり黒のほうが多いですが、
上辺から中央左側と中央の右側にどれだけ白地を作ることができるかが勝負です。

黒がよさそうに


上辺をケイマで抉った後、黒が△とカケツいだ局面。
この辺りで細かい半目勝負かもしれないけれど黒が良さそうというのか
いろんなプロ棋士の人達の判断でした。
中央左側も目減りして、中央の右側もあんまり付きそうになく白がつらそうに見えます。

事件発生


黒の井山名人が、目一杯石の貼ったてで黒□とした、
次の白△で事件発生です。
このあと黒Aから白Dまででコウが回避不可能に。

大逆転


実戦コウになり、このコウは黒が勝つことができず、
白はコウを打ち抜きAの4子を取り込み、黒はBの3子を代わり
取る結果になりました。
さしもの黒もこの損では勝つことができず、コウが終わった時点で白の勝ちが確定しました。

決着、張栩名人の10年ぶりの復位に


結局、最後まで打ち作りました。
結果は白の4目半勝ちとなり、張栩挑戦者がシリーズ通算4-3で勝ち
井山名人から10年ぶりに名人を奪取し、新名人誕生となりました。

張栩新名人、おめでとうございます。


おまけ、終局図から手入れとダメ詰めまでするとこんな図になります。

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