囲碁のテクニックの1つに
ウチカキというものがあります。
このテクニックを覚えると
戦術の幅がかなり広がることになります。
今回はこのウチカキについての基本とどのような場面に
応用できるかを説明します。
ウチカキを知ろう
ウチカキというのは1子放り込むことにより
相手の石に欠陥を作りそこをついて相手の石を取るテクニックです。
このテクニックは死活やヨセに応用の幅が広く上手に活用することにより
相手の大石を取ったり、ヨセで相手に手入れをさせて得をすることができます。
死活におけるウチカキ
死活におけるウチカキの一例です。
黒1とウチカクことにより白は1眼しかなく全体の白を取ることができました。
わずか1目を犠牲にすることにより大戦果を手に入れることができました。
ヨセにおけるウチカキ
こちらはヨセの場面におけるウチカキの活用例です。
直接の黒地の増加はありませんが
白は形に欠陥が生じたことにより手入れをしなければならず
ウチカキを行わなかった場合と比べて白地が減るため黒は得をしていることになります。
細かい勝負ですと、このウチカキ一本による手入れで勝敗がひっくり返ることがあるので
ヨセにおいてもウチカキは重要なテクニックになります。