三連星は勢力を重視する打ち方です。
ですが、ただ適当に模様を張っても荒らされて
地が足りないといったことになりがちです。
それでは、三連星を敷いた後相手が打ってきた手の
対応の仕方を考えてみましょう
白の6手目によってその後の展開をイメージしましょう
白の手はだいたいABCの3通りです。
Aは白も三連星を敷いてきた場合
Bは三連星の外側からカカってくる場合
Cは三連星の内側からカカってくる場合です。
パターンA:白も三連星で対抗してきた場合
白6ともし相手も三連星できたら迷わず黒7と四連星にしてしまいましょう。
相手も模様を狙ってくる作戦ですが、一手こちらが先着している分優勢になります。
この後は互いに模様と張り合いと打ち込みや消しなどの削減合戦になります。
パターンB:白が三連星の外側からカカってくる場合
普通に一間受けやコゲイマ受けは白に主導権を握られるかもしれません。
ですのでここは思い切ってハサんでみましょう。
ハサまれた場合の白の応手は三々入り、一間飛び、両ガカリなどがあります。
三々入りならばカカった石を制圧して上辺に勢力を構築しましょう。
一間飛びなら競り合いです。相手に気合で負けないように打ちましょう。
両ガカリなら上辺の石にツケて様子を見て見たりしましょう。
一例としてハサんで白が三々した後の図を示しました。
右上隅は白に取られましたが、カカった石を取り込み左上にカカることにより
上辺に地模様を形成しようとしている展開です。
この展開の考えたについてはこちらで考察しています。
パターンC:白が三連星の内側からカカってくる場合
この場合はチャンスです。
三連星の内側に相手がカカってきた時点で石数が黒2対白1の有利な状況です。
ここからさらに黒は1手打てるわけですから3対1になるわけです。
3対1の戦力差で遠慮することはありません。
思う存分戦ってポイントを上げるようにしましょう。
具体的にはコスミツケから攻めたてたりしましょう。
一間または二間に挟んで戦うのもいいでしょう。
白のサバキに惑わされないように注意しながら進めましょう。
コメント
[…] 三連星の布石を敷いた後の展開は、白の応手によって異なります。 白の打ち方は大体3通りくらいになると思います。 すなわちAと打って白も三連星で対抗する形 もしくはBまたはCと黒 […]
[…] 前回の記事でも示したこの図です。 黒が敷いた三連星の内側に白石が入って、もしかしたら地にしたかったかもしれないところに 白地ができて損していると思うかもしれませんが、そ […]