三連星後を研究!白のコゲイマガカリに一間ハサミその後

三連星を敷いた後に相手にカカられて一間に挟んでみた場合
あとどのように打って行ったらいいかを研究してみましょう
どのような構図を描きたいかによって
その後の打ち方も変わってきます。

何故挟むのか?

三連星にカカられて素直に受けるのもよいのですが
その場合相手に進行の主導権があります。
これが面白くないので挟んで相手の打てる手を制限しようとするのが挟む意味です。
その後の変化を少しずつ研究してみましょう。

一間ハサミ後相手が三々にはいったら

igo-008
前回の記事でも示したこの図です。
黒が敷いた三連星の内側に白石が入って、もしかしたら地にしたかったかもしれないところに
白地ができて損していると思うかもしれませんが、そうではありません。

一間に挟んだあと相手が三々に入ってくるのはむしろ黒にとっては歓迎するべきことです。
何故なら相手はせいぜい10目から15目程度の地を確保したにすぎませんが
黒は右上に厚みを得ていて先手です。
さらにこの先手を活かして上辺から中央にかけて
広大な地模様を形成することに成功しています。

さらに左上の白石にカカり、相手の動きを制限しながら
白にどう受けるのか聞いています。
局面の主導権を握るというのは10目ちょっとの小さい地にこだわるより
ずっと大事なことなのです。

スポンサード リンク



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. […] 。 右上隅は白に取られましたが、カカった石を取り込み左上にカカることにより 上辺に地模様を形成しようとしている展開です。 この展開の考えたについてはこちらで考察しています。 […]

Scroll Up