KGS対局 黒番 四子局-コウから逆転

黒番四子局-kgs005KGS対局 黒番の四子局です。
最序盤で間違えて劣勢ですが、
後半コウから流れを引き寄せて逆転。
検討内容は、最序盤のツケギリと中盤と最後の死活です。

対局棋譜動画

対局中の感想

最序盤の8手目から早速ややこしくしてしまった。
切った時点では白をコリ形にして左辺構えれば悪くないと思いましたが、
白5が邪魔・・・挟んだ黒4が不安になったので下辺を取り込む形にしましたが、
そもそもこの図がどうなのかわからない。
白37に手抜きして黒38と右辺を優先したので白1が動き出す余地が残り
動かれると下辺黒にやや不安が残る・・・

予感は的中し、実戦進んで黒が右辺、白が上辺に構え合い
上辺が大きいと消しに行った直後に下辺動かれて事件発生。
6子取り込まれた瞬間に上辺に打ち込んでコウで振り替わって優勢に。
最後は相手が下辺の死活をポカしたので中押しになりました。

序盤のツケギリの打ち方(動画0分20秒)

黒番四子局-kgs005-6
序盤の変化の1つ、ツケギリから白をコリ型にもっていくには、
黒18で白2に切らないで、黒1から当てて2子を取らせる形にもっていく。
黒3から白4と二子のダメを詰めさせて、
黒番四子局-kgs005-5
黒5と当てて白6と抜かせるのが1つの形。
問題はこのあと黒7で白石があるところに構えたいがすでにいたので困る。
たとえで黒9までだが一応黒の形は実戦よりしっかりしてそうなので
この変化もありだったかもしれない。

中盤白99への対応策(動画1分35秒)

中盤で一番予想できて困った白99への対応だが
検討した結果2つの方法があった。

黒番四子局-kgs005-1
1つは右辺のダメヅマリと両睨みにされるのを避ける形。
実戦の黒96(△)で少し変だが、黒1と凹む方法。
この場合キリがそもそもないので、白2と囲ったりしそうなので別の碁になる。

黒番四子局-kgs005-2
2つめは実戦の下がりで受けずに堂々と黒1と右辺を守る手。
おそらく白の狙いは、白2からの下辺の黒の死活をコウにするのが狙い。
ここで想定図に黒5と受けてしまうと白6の放り込みからコウになってしまうが、
黒番四子局-kgs05-3
黒5でこちらを当てる変化が読めれば、白6と黒7が見合いで下辺は無条件で生きていた。

両方の変化図ともに、下辺に手がないとなれば、
白は上辺の模様に手を入れるのでそこから消しに向かう展開になっていただろう。

下辺白の死活の受け方(動画3分15秒)

黒番四子局-kgs05-4最後に白が間違えた下辺の死活につい。
もともと黒194のワリツギは白を殺そうという意図はなく、
手入れで地が少し減ればいいと思っていた程度だった。
白の応対は、白199で下辺の黒地にオキを打たないで
白1と当てて白3で問題なく生きていた。

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