上辺の弱石を攻め立てて勝ち

珍しくはっきり攻めで優勢に立った一局です。
79手目の上辺ハネダシからが白石を攻め立てて大優勢です。

対局棋譜動画

手合

2級と3級★の定先。
私の黒番です。

対局雑感

布石は黒有利。
右上のシマリを打てた時点で白が何か仕掛けないと苦しそうな感じです。
PANDA019-003
シマリにボウシからの上辺の下がり(上図白■)に違和感を感じました。
この右上の白石を大きく攻めたいと考えれたのが本局でよかった判断。

そのために左辺に手を付けて下準備をしていきます。
ノゾキからシマリにツケては荒らしの手段。
PANDA019-002黒67(図■)の飛びが打ちたかった。
上辺のハネダシのシチョウアタリになっています。
ついで下辺のワリウチは展開次第では、ここまで追えるかなと思っています。

白74のキリから3目とらせて、左辺が失敗に終わったように見えますが、
攻めに活かせる壁を作れたので予定通りです。

PANDA019-001
黒■のハネダシからが左辺に手を付ける前から考えていた打ちたかったこの一手。
白の2目をキリトリで実利を稼ぎつつ攻めます。
PANDA019-004二段ハネは白頑張ってますが、一本切った黒石が取れないのがキツイですね。
右下の抱えてる黒石がまたシチョウアタリになっています。

PANDA019-005結果119(下辺の下がり■)まで、白石は連絡できましたが、
黒は上辺ががっちり固まり、下辺も自然と形になりました。
右辺もふんわりしていて勝勢です。

PANDA019-006右辺、白2間からのケシでは到底追いつけません。
喜んで受けて2本張って黒勝ちです。

せめて打ち込まないと苦しいですが、打ちこんでもたぶん死ぬでしょうね。
右下下がりからコウぐらいあるかもしれませんが小さく生かしても形勢はひっくり返らないですね。

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