PANDA対局 白番 定先の一局です。
互いに広く構えていい勝負でしたが、
隅の対応を間違えて形勢を損じてしまいました。
対局棋譜動画
対局感想
序盤互いにゆっくり構えあっている流れはいい。
問題は右下のカカリから起こした折衝。正直白がいいとは思えなかった。
もっと右辺側に石を寄せていく予定だったので不満の流れ。
右辺の大きな削減ができなそうなので、
こちらも大きく構えてじっくりと打っていくことにした。
白36のシマリの前に右辺に一本上辺から飛んでおいたほうがよさそう。
黒が中央を広げ、白は左上にカギをかけたときの
左下への三々の応対がまずかった。
白54が見損じで黒59のキリが見えておらず
ここで形勢をはっきり損じてしまった。
以降逆転のチャンスはなく最後は時間切れ負け。
左下を間違えた時点で投了するべきだった。
左下黒の三々への対応(動画0分55秒)
では、左下はどのように打てばよかったのだろう。
対局後に検討したのは2通り。
1つは、実戦ミスの白54(△)を白1に受ける手。
黒を隅で生かすが、右辺に雪崩込んで削れれば悪くないか?
白5はAがよいかもしれない。
もう1つの打ち方は、白1と下がり、黒を右辺に渡らせながら、
白7と構えて左辺~上辺での模様で対抗する方法。
ただ、これだと左辺のまとまり次第なので若干自信がもてなそうではある。