PANDA対局 黒番 先の逆コミの一局です。
相手が両高目の布石でしたが厚みをぼかしつつ
こちらが中央に地を作り、ヨセもなんとか逃げ切った一局でした。
対局棋譜動画
対局中の感想など
タスキ型で相手が両高目というあまり打ったことがない布石に。
相手の勢力をあまりしっかりさせないように意識して打つ。
左上は黒7・9で十分。
白10は右上に黒5で構えてるので怖くはない。
右下黒11にかかれば白12の被せてくるのは当然。
黒13で一旦間に合わせて、黒15のカタツキから勢力をぼかしてみる。
白22までとして、黒23と白24の交換はやや利かされな気がして不満。
黙ってカケツギで生きだけ確保したほうが良かったかもしれない。
白34の打ち込みから左辺側が競り合いになったが、
白44まで落ち着かれるとこちらが被告ぎみになって
ここでは少々やられている。
左下の白48は黒50に抑えたいが、
右側で黒23と白24の交換があるので気が乗らない。
左辺白への圧力になるとよいと黒47と抑えて黒59まで力をためてみた。
下辺の形を決める進行中に黒77はうちすぎだったか。
黙って78(黒1)にノビて白86(黒3)の場所に先着したかった。
白84と先制されたので、左辺攻めは諦めて
中央経営に黒95と白96の交換が利いたのが望外。
黒97が打てたので、地合いの優勢は確定。
以降はヨセだが、上辺を決める前に
左辺若干不安な黒石に先に手入れしたほうが確実だったと思う。
ややヨセ負けしているが、作って黒の6目半勝ち。
逆コミのおかげで差が出ているが
盤面では黒の1目か2目で際どい。
互先の碁だったら、
中央上の白地をもう少し削るぐらいの厳しさが必要だと思った。