おひさしぶりです。
だいぶ間が空いてしまって申し訳ありません。
数日前の対局ですが、ひさびさに昇級がかかった大一番でした。
中盤戦でなんとか勝つことができました。
対局棋譜動画
対局感想
序盤~右辺から中央の折衝
黒は1・3の星と目外し。私は2・4と二連星です。
黒の5のシマリの位置によっては即ワリウチも考えていましたが
黒5と小目からシマリと同形になったので、白6のカカリから黒17までの定石に。
黒17に手抜きして白18と三連星を敷いて様子見です。
黒19から21と広げられたので、白22と右辺に打ち込みましたが
黒23で24の方から逆に詰められたら厳しかったかもしれません。
白32まで一応形につきました、白36は今打たなくてもよかった一着。
左辺の打ち込みから戦いに
黒37の抑えがきたので白38のシマリで上辺を制限。
黒45の左辺打ち込みから戦いになりますが、黒49は素直に引くと思っていました。
勢いハネ出て分断していきますが、黒57は緩着だと思います。
白58とノビて安心。黒は57で58に打った方が楽だったと思います。
左辺が一段落したので中央を補強したつもりでした
黒75と打ってくれたので白60・72の2子は軽く捨てて、
中央を補強して上辺や下辺の打ち込みを狙うつもりだったのですが、
白76のヒラキがやや中途半端でした。これでは捨てていなく助けようとしてしまっていますね。
すかさず黒77とツケが来ますが、この黒77には難しいながらもやれると感じました。
中央を取り込み優勢か?
黒87のキリが失着でした。白88から分断して白100までで
中央右の黒を取り込んで優勢の形になりました。
しかし、ここからが最後までの数手がいろいろ反省点が多い手でした。
優勢のあとの余計な一着から決着まで
その発端は白104のハネです。これが結果的に貪りの一手になっています。
黒105から白112までは読み通りですが黒113が読みになかったよい手でした。
この手で中央のダメが詰まり、こちらの読みの下辺の黒が先に落ちるが成立しなくなりました。
最悪フリカワリを覚悟して打ちましたが、
黒119が不要なツギで敗着です、白124と抜いて勝負ありでした。
黒119ではツガずに、黒121が正しく、
中央と下辺のフリカワリ。
勝負はまだ長引いたでしょう。
この対局に勝てたので久々に2kに上がり6月終了となりました。
7月はこれを維持できるのかそれとも戻されてしまうのか・・
頑張っていきたいです。
課題となる中盤戦の検討
さてここからは104のハネが余計な貪りになり、
黒が誤らなければ勝負が振りだしに戻るところだった場面です。
上図、△が白104と打ったところです。
ここで仮に白1(もしくは一路上)に打てば、確実に左下隅と繋がり安全です。
ですが、空き三角でいかにも形が悪いですね。
いくつか考えましたが確実な手はAかBだと思います。
Aは左辺の黒の具合を見てキキだと思いますがほぼ後手。
Bは中央黒のダメ詰めは完全な後手。
どちらもほぼ後手なのが気に入りませんが、
それで安全に優勢が築けるなら打っておくべきでしょう。