石が重い。石が重い。と思ってばかりの一局でした。
手合は3級同士の互先、白番です。
序盤~中盤にかけて明らかに白に失着があり、
そのまま黒に流れを持っていかれています。
右上から中央にかけて酷すぎます。
対局棋譜動画
石が重い原因はどれか
序盤、左上が一段落した黒23までは双方互角だと思う。
白24(12-三)のツメが疑問手かもしれないが、こうツメたくなるところ。
我慢して一路左に控えるほうが固いのかな?
黒25の打ち込みに白26のコスミ。
重い。この後の苦戦の原因の1手。
方針がしっかり決まってないから中途半端な手になってしまいました。
ここは競り合うならAのケイマ、逃げならBの飛び。もしくは、
捌くのならフリカワリコミでCのツケのどこかにするべきですね。
せめてコスむなら、もしあとがダメだったとしても
白1の二段ハネから黒2に白3にキリ違う気迫で行かないとダメ。
黒27とノビられてこの手段がダメそうと弱気になって一間飛びでは…
ついでよくないと焦ったのが白34のツケ。
捌くつもりでまったく捌けず以下白62まで。
黒は20目以上の確定地。対して白は10目もなければ厚みにもならない重い石。
こんな石の効率が悪いぐだぐだに打っていてはどんな碁でも勝てません。
検討で思いついた手は白Aのツケ。
黒の頭に1つつけて、黒の応手次第で動き方を決めたほうがまた軽い。
黒の優勢が決定したと思う局面
局面進んで、挽回しようと機を伺って耐えているところ。
黒に△二つ打ち込まれて左辺は中央と連絡しただけ。
続いて下辺に打ち込まれ下辺の1子が孤立した局面。
出切りから打開しようとしてますが、手順がわるく。
黒に89(画面△)とカケられてはっきり優勢にされたと思いました。
少し戻って白から出切りを決める前に、
白1と1つ飛んでAやBなど選択肢を増やす打ち方を考えれるようにしたい。
実戦はこの後、結局下辺の石は捨てて右下三々に入り、コウ狙いから
おそらく黒が打ち損じて右下から右辺にかけてよい具合に白地になったので
ヨセ勝負と踏ん張っていますが、結局差は詰め切れずに3目半の負けとなってしまいました。
ヨセの段階で逆転手があったかもしれませんが、結果逆転していたとしても
この後においては反省の方が大きいです。
序盤右上の折衝~中盤の左下辺の辺りまで、
全体的に石が重く打ちにくく、このような状態になるのを避けれるよう打ちたいですね。