三連星のその後、挟んで三々入り-変化図-

前回、一間ハサミのあと白の三々入りのあと簡単な打ち方
解説しました。
しかし相手が変化してくる場合がありますので
今回はその変化を解説します。

ハサミからの三々からの変化ポイント

igo-010
変化のポイントは白4です。簡単な方ですと白4はO-18のサガリでしたが
こちらでは白4と中央にノビてきています。
慌ててハネてオサえたりすると白にハネだされて
わけがわからなくなってしまうので気を付けましょう。
igo-011
まず黒5と出て白6のオサエを待って黒7とデギリます。
この黒7を反対側を切るのは隅の地を重視する場合の手ですが
今回の本筋ではないので割愛します。
igo-012
「切った方を取れ」の格言通りに白8のカカエに黒9とアテ白10の抜きを強要します。
このあと黒11が大切でこれを黒12と逃げてしまうと白11とノビられて
黒が不利な状態での戦いに発展してしまうので注意しましょう。
その後白12のカカエも白の正しい応手です。
igo-013
その後黒13とアテ白14と抜かせて最後に黒15と守って一段落です。
黒15が最後の大事なポイントで白から直接この周辺に仕掛けるアジを消している本手です。

今回の変化図のポイント

黒7と黒9の2つは捨石。最終図の厚みを作るための犠打なので助けようと
思ってはいけません。
黒11のハネを打ち相手に白12と備えさせたうえで白14と抜かせ
最後に黒15と断点をきっちりと守りをいれること。

結果図としてどういう状態になったか?

黒は右上に厚みを作って右辺の三連星と上手に連携した地模様を形成。
白は右上隅に確定地を獲得+先手
なので互角のわかれとされています。

この後の進行は黒側としては右辺から中央への拡張しながら上手に模様をまとめること。
白側としてはこの模様の削減が必要となります。

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