igo-015前回の基本図に解説に続いて
今回は基本図より、弱点がない安定度の高い変化図の解説を行います。
基本図はヒラキのスピードを重視しましたが
今回の変化図は安定度を重視した定石になっています。

ツケノビ定石の変化図その1

igo-014
白1のコゲイマカカリに黒2のツケから黒6のサガリまでは基本図と同じです。
このあと基本図の白7は辺へのヒラキでしたが
この形は打ち込みが残ります。
白が安定を優先した場合、白7とヒラキます。
またこの白7はもう一路左に寄せてカケツグ形もあります。
この形は黒からの切断(白1の横)がありません。
この場合黒も8と硬く一間に開いて自分の断点を補っておきます。

この変化図のメリットとデメリット

この変化図は基本図より黒白ともに断点の切断の危険がありません。
よって、この変化図は安定度が基本図より勝るのがメリットです。
デメリットは安定度は高いのですが
辺に展開が基本図より狭い分スピードの面ではやや劣ることです。
この後はこの周辺はひとまず中盤以降まで優先度は低くなったので
他の大場へ向かうのがよいでしょう。

白7により切断がないことの確認

念のため白7により本当に白が分断されないか確認してみましょう。
igo-017
仮に黒1と切っていっても白2と下からアテて黒3の逃げには
今度は白4と上からアテてシチョウに取ります。
以下黒が逃げたとしても白6まで一線に追い詰めてとれています。

上の簡単な切断を解説した理由

少し蛇足になりますが、先ほどの簡単なシチョウの確認について
棋力向上の方法の基本とも言えますがこういった簡単なヨミも最初は難しいものです。
頭の中の盤面でここまで浮かばなければ実際に並べて、最初は結果を確かめましょう。
実際に並べて結果図を確認することは、強くなるために必要なことです。
何度も同じ場面を目にすることによって自然に読めるようになります。
どんな場面でも常に読みを入れる習慣づけを身に着けることは大切です。