ツケノビ定石-変化図 星にツケてくる場合

定石の基本であるツケノビ定石ですが、
変化はいろいろあり1手進行が異なるだけで
出来上がる図が全然別のものになります。
今まではツケノビのあと白が必ず白5と押す形をみてきましたが
今回は白5で星の石にツケてくる形を見てみましょう。

ツケノビ定石変化、星にツケてくる場合

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基本図の流れから白5で変化してきます。
この場合の白の狙いは基本図より厚く打とうとしています。
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黒6から白11までほぼ絶対の進行です。
黒6とすることで白9の守りを絶対手にさせています。
黒10に手抜きは隅での損が大きすぎるのでほとんどの場合ありません。
白11のツギまで進み次の段階へ進みます。
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黒12のノビは双方の模様の要所となります。
白13も黒12と打たれた以上、ここをノビないといけません。
手抜きは黒13と叩かれて形が崩れてしまいます。
そして黒14とヒラいて定石は一段落になります。

定石の結果

この場合黒は左辺にかなりの地模様を形成しています。
対する白は下辺に同規模の地模様を形成していて互角の分かれになります。

この後の展開は黒は左辺の地模様の拡大か別への転戦を考えます。
白は下辺にできた地模様を右辺のほうと絡めた模様対決へ持っていくか。
早期に黒の左辺の模様の削減を狙います。

また黒10隣の断点はヨセにおける大きなポイントになります。
この断点を巡るヨセについてはこちらで解説しています。

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コメント

  1. […] ツケノビ定石の変化の1つである星にツケていく変化のあとのヨセを解説します。 この場面、白の場合はAとキリ、黒の場合はBと下がります。 ヨセとしても特大級な場所で人によっては […]

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