「1にアキ隅、2にシマリ、3にヒラキ」
囲碁格言の1つで入門者に最初に教える布石の基本を説いています。
さて今回はこの中のシマリについて解説します。
シマリとはどのような手なのでしょうか?
シマリというのは隅にすでに打っている自分の石にもう一手打って
隅を地にしたり勢力を築く手のことを言います。
例として小目に対するシマリを上げました。
最初に4隅に黒白双方ともに小目で打っています。
黒1は小ゲイマにシマり、黒3は大ゲイマにシマっていると言います。
白2は一間、白4は二間にシマっていますね。
黒は堅く2隅を地として確保している手です。
白は隅を一応固めながら左辺から右辺までに広がる
大模様を形成しようとしているかんじです。
小ゲイマはこの2手によって隅をほぼ完璧に地としている実利優先のよく見る手です。
一間はこの後に打つヒラキと手と連動した手で隅から辺への展開を主とした手です。
大ゲイマは状況によりますが、地の確保とヒラキのバランスを取った手と言えます。
二間は場合の手であり、周囲の状況に合わせて打たれる手です。
コメント
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