星の定石の後に隅の死活が発生した場面の死活です。
黒1が来た後に白が手抜きした場合の黒先白死の死活。
この死活が発生する前後の流れと実際の死活の手順
最後にどのように手入れをするかを解説しています。
星の定石、はさみから三々入り後に生じる死活
今回の問題は星に小ゲイマでカカリ
はさみから三々に入った基本定石のあとに発生する死活です。
基本定石はこの形。
この形に簡単に触れると三々入りのあと黒は勢力。白は実利をとった定石です。
この死活になるまでの流れ
この定石の後に白からハネ出して競り合う形があり
今回の問題はその競り合いのあとに黒1とサガリが一本来た状態です。
この状態では隅に白は一手手入れが必要なのですが
手を抜いたため死活問題に発展しました。
死活の基本ハネ殺し
難しく考えず死活の基本に従って
黒1と1つ出てからハネ殺しが正解です。
黒3・5のあとに黒7のオキで白死となります。
念のためこのあとを確認してみましょう。
白1と目を作りに行っても黒2のツギ。
白3にも黒4の放り込みで4の場所が欠け目になり
白は1眼しかできずに死んでしまいます。
死なないための一手の手入れ
黒△が来たら手抜きは死んでしまうので
aまたはbと一手手入れが必要ということになります。