ヨセの段階になると、様々なところに手入れが必要になります。
一手で済ませられるところも、
間違えると追加の手入れが必要になってしまいます。
今回は、自陣の手入れについて解説します。
基本図解説
この形は白先でこられると、コウになる可能性があるところなので
ヨセの段階で、1手手入れが必要です。
最初によくある失敗として2パターン示します。
手入れに大失敗、黒死の図
黒1とうって6目の地でお得では、ありません。
黒1と打つと白2の急所から白4で死んでしまいます。
断点の守り方が違う失敗図
断点を守って安心ではないです。
黒1と断点を補えば安心にみえますが、
この形ではコウが残っています。
白2とダメを詰められると、すぐにでも黒3の守りが必要になります。
手を抜けば白3から隅がコウになります。
ヨセの段階ではほぼ一発コウで逆転になってしまうでしょう。
結果として黒3と手入れがもう1つ必要で、黒字は4目になってしまいます。
正しい手入れ、一本飛ぶのが正解
黒1のトビで守るのが正しい手入れです。
白2ときても手入れ不要で、黒地5目となります。
手入れの仕方は難しいもので、一手ですむところが、
2手も3手もかかっていては、細かいリードはすぐになくなってしまいます。
正しい手入れの仕方を身につけましょう。