昇級昇段大会の結果

打ち上げを兼ねた忘年会にいっていたので
更新が遅くなってしまいました。

さて注目(?)の結果ですが、本年の締めくくりとなる昇級昇段大会の結果は…

昇級昇段大会結果

二勝二敗のイーブンorz
午前の部は2本は勝てたものの午後に失速で2連敗。
なんとももやもやする成績です。

各対局の雑感等

初戦がかつては互先で切磋琢磨していた、昔のライバルの人。
ここのところの戦績をみるに1目~1目半は
棋力に差がつけられていると感じている人が初戦です。

都合この人とは同好会、碁会所、パンダでも相当数打っていますが、
公式戦で当たるのは初めてでした。

ちなみに初戦で当たると聞いたときの心境は、ほぼ絶望。
昔から感覚の良い人で、ネット碁で鍛えている近接力は高く、
序中盤においてのワカレで不利を取ったら挽回が無理な感じな人です。
勝機があるとすれば、序中盤で崩れずの微差でのヨセ勝負に持ち込むこと。

握って白番。棋譜は乗せれませんが、
感想として右上周辺の攻防でこちらがかなり得なワカレになり、
中盤盛り返されますが、ヨセに移行して盤面勝負を維持できたので
コミ分でないと判断されて中押し勝ち。

二戦目は二段の人。常先の白番。
黒が下辺に打ち込んで、生きるまでもたついている間に
厚みを作って中央地模様にした分で大差で勝ち。
ここまでは慌てず自然体で打てていました。

昼食休憩を挟んでの三戦目。
相手はよく打つ三段の人で、握って黒番。
独特の攻めの棋風を持つ人で、とにかく少しでも隙があれば
石を取りにくる棋風の人です。

攻めが得意な代わりに地を構築するのは苦手な感じな人なので、
地模様を上手に構築していけば勝てるはず。
だったのですが、上辺の大石20目上を見事に殺されて投了。中押し負け。

敗因、攻められていた上辺の石を左辺と連絡形に持ち込めたときに、
しっかり堅ツギしていればよいのに、ほんの少しでも得な形で連絡しておこう、
と打った手が疑問手で切断を許してしまったこと。

投了後盤面を少し戻して検討碁で打ってみたところ盤面で15はよい形だったので
余計なことを考えずにがっちりと連絡しておけばよかったです。

最終四戦目。
相手は四段の現同好会の会長さん。
入会された当時から知っている人ですが、
棋力的にはやはり1目差があると感じている人。
今年は10戦前後打ってますが、戦績はやや盛り返しての五分五分ぐらいかな?

常先の黒番。
棋風はバランス型のオールマイティな人なので真っ向勝負しかないところ。
上辺の特殊な五間開きに私が打ち込んで開戦。

ちなみに定例会で前回似たような開きに打ち込んだことがあり、
その後こっそり研究していた手を試してみたりしています。
結果は上辺と右上隅とのフリカワリで落ち着き、
右上実利は取られますが、上辺~中央に勢力を築き
相手の左方の厚みを弱めれたので、下辺にまとまっている黒地分。黒が有利な形に。

大寄せに入ったと判断して左下をハネツギしたのが判断ミス。
上辺から中央の大石が、生き方とはいえ完全に治まってはいなかったところを
突かれて逆襲を貰います。
サバキは見えていたものの、問題は先手で二眼を作り生きになる際に、
相手の左辺をけしていた4子を捨てるかどうかの判断。

熟考の末、4子を捨てても数目は黒が残るはずと判断して4子を捨てての先手生き。
以降ヨセて結果はまさかの1目負け。
時間も押していたので検討はしませんでしたが、観戦していた高段者の人から
最後の小ヨセで3目ぐらい損をしていたかもしれないとのこと。

となると自分の形勢判断は間違ってはいなかったということにはなるので
その判断に殉じた結果なので不満はあれどしょうがないところ。

総評

4局通じての一番ダメなのは、3局目を落としたこと。
午前中はできていた、危険予知と備えがその3局と最終局においては欲が出てしっかりと守れていなかったのが悔やまれます。
結果はよくもわるくも今年の私の碁が出てしまったという感じです。

よいところは、午前の2局。
ある程度辛抱してしっかりヨセで勝ちを取れるスタイル。

悪いところは、午後の2局。決して悪くはない流れなのに、
しっかり勝ちを決めるための逃げ切りの一手を打ち損ねて
逆襲されて落とすタイプの碁。
よいところは伸ばし、悪いところは改善したいですね。

リアルはほぼうち納めですが、ネット碁はまだ年内打つので
こちらはこちらで原点回帰まで階級を戻せるといいなぁ。

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